サイアノプリントワークショップ報告☆

先日行いましたワークショップをまとめました。
ご興味あります方はお読みください。
メリケンギャラリーにて開催された波止場の写真学校ネクストクラス展示
"Next One vol.3"のイベントとしてサイアノプリントワークショップを開催させて頂きました。
展示の際の私の作品はこちら↓
サイアノプリントでの水中写真の作品を出展いたしました。

サイアノプリントをもっと知って頂く機会として開催させて頂いたワークショップ。
サイアノプリントの手順は、
①デジタルネガを作成→②プリント用紙に薬品を塗る→③太陽光もしくは紫外線露光機で露光→④水洗いして乾かす→完成!!
今回はワークショップ時間が1時間という短時間開催だったため、参加者のデータを前もって頂き、デジタルネガはこちらで作成、②~④の工程を行って頂きました。
①デジタルネガはこちらのピクトリコさんから出ているものを使用しました。

プリントしたい画像データと加工可能なソフトとパソコン、インクジェットプリンターがあれば作成可能です。
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ここからは当日のワークショップ風景です。
まずレジュメを見ながら工程を説明。

②適量の薬品をプリント用紙に塗って頂き、乾かしてもらいました。

今回はbostic&sullivan社のサイアノキットを使用しました。

③今回は安定した光源を得るため、紫外線露光機(自家製)を使用しました。
参加者の皆さんのそれぞれご自分の撮った写真から作成したデジタルネガ(デジタルネガ作成は時間の都合上当方で作成)を露光してもらいました。

④露光時間が終わり、流水で洗い、乾かすと作品の完成です。


今回は作品をまっすぐ仕上げるために水張り作業も加えました。

皆さん、手焼きして頂いた作品と共に記念撮影!!




ご参加ありがとうございました!!
デジタルカメラにカメラを持ちかえてから作品をついついデータのままでプリントせずに終わってしまったり、ブログなどにupして終わってしまって見ていないという事が増えていませんか?
フィルムの時代に比べて簡単に沢山撮れてしまうのでプリントする事も少なくなってきているように思います。
でも、やはり目に見える形にしてこそその時の事を思い出したり、より大切な一枚になったりするのではないでしょうか?
今回デジタルネガを使って手焼きして頂いたのですが、参加して頂いた皆さんより自分の作品を家で額装して飾って頂いているという声を沢山聞きました。
自分にとって大切な一枚をご自分の手で焼いて頂く事で更に大切なものに変わるのではないかと思います。
今回使用したピクトリコさんのデジタルネガはネガそのものの大きさで密着焼きをする事が出来、サイアノプリントは勿論、他の手焼きでも使用できるものです。
これを機に手焼きやデジタルネガに興味をもたれた方も非常に多かったです。
デジタルネガはデジタルで撮ったものをネガの形にします。
自分に取って大切な一枚となる写真を手焼きしてより大切に仕上げて頂く喜びも味わってみてほしいです。
今回はサイアノプリントという蒼色の美しいプリントを知って頂くために開催したワークショップでしたが、参加者の皆様の大切な作品作りを一緒にお手伝い出来て、私も嬉しかったです。
また機会があれば開催したいと思います(*^_^*)
機会を与えて頂きました波止場の写真学校の木下先生、開催にあたりお手伝い頂きました山本さん、メリケンギャラリースタッフの皆さんに非常に感謝しております。ありがとうございました。
by maki-hope
| 2013-11-02 19:16
| サイアノプリント
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